家を建てるタイミングはいつが良いのでしょうか?
今回は40歳までに賃貸を卒業したかったというパパさん(当時38才)にお話を伺いました。
40歳目前!親からの資金援助が家を建てるタイミングとなった
もともと家賃奉公はバカらしいと思いながら賃貸マンションに長年住んでいたので、「自分が40歳になる前には賃貸を卒業したい」という考えが強迫観念のようになっていました。
そして40歳が目前となった38歳の時に親からの支援を受けられることになったので、家を建てることを決断しました。
なぜ建売住宅を購入するのではなく、注文住宅で家を建てようと思ったのか
実家が建売住宅だったので、建売住宅の問題点がよく分かっていたからです。
端的にいえば、建売住宅は戸別に住む人間のことを考えて設計してあるわけではなく、「一般的な家族の生活はこうだから、間取りもこれでいいだろう」という感じで、家の中すべてが決められていました。
ところが実際に住んでみると、それでは不便な点がたくさん出てきます。
そこで子どもだった私たちの成長に合わせて、両親は一度ならず建て増しをしてくれましたが、リフォームした部分から雨漏りがして、後から修繕工事をすることの大変さも味わいました。
こうした実体験から、最初の設計段階で今の家族の暮らしに合わせるだけではなく、その後の家族構成の変化も考えて間取りを決めておけば、不便な生活を強いられることもなくなると考えたのが、注文住宅にした一番の理由でした。
どこのハウスメーカー/設計事務所/工務店に依頼しましたか?
我が家は三井ホームにお願いしました。
所有していた土地が狭小地だったので、依頼に際しては、複数のハウスメーカーの設計士さんとお会いしました。
そして三井ホームの設計担当の方が一番柔軟な考えを持っている感じがしたからです。
またプレゼンテーションされたデザインに、洗練さと垢抜けた印象を受けたのも大きかったです。
三井ホームで注文住宅を建てた感想
所有していた土地はいわゆる狭小地で家の前の道路も狭いため、大きいトラックや重機は入れませんが、大手のハウスメーカーでありながら、現場の状況に柔軟に対応してもらえたのは良かったです。
ただ唯一残念だった点を挙げるなら、資材の置き方で近所からクレームが来たのはマズかったです。
実際に工事をするのは下請けの工務店になるため、三井ホーム自体が悪かったとは一概に言えませんが、これから暮らしていくにあたり、ご近所さんに悪印象を与えることは避けたかったです。
それでも仕上がりは綺麗で、結果的には満足しています。
注文住宅で家を建てるにあたり、一番大変だったことは?
狭小地でも注文住宅を建ててくれるハウスメーカーを探すことが大変でした。
私の場合は親からもらった土地があったので、土地代が不要だった点は恵まれていました。
ただ、その土地が狭かったのと、しかも悪いことに幅員が4メートルに満たない道路に面していたため、建築に際しては道路中心から2メートルのセットバックを要求され、一段と敷地が狭くなったことで、普通の家は建てられないことが素人の私でも分かっていました。
かといってテレビの住宅関連番組に出てくるような、芸術家がいじったような奇抜な形の家には住みたくなかったので、大手のハウスメーカーで、狭く変形した土地に対応してくれる会社を探すことが大変でした。
幸い三井ホームは対応してくれましたが、実はいくつかのハウスメーカーからは断られました。
その時はさすがに落ち込み、近所の工務店にでも相談しようかなと思ったほどでしたが、運良く三井ホームが引き受けてくれました。
ハウスメーカー探しでは知人の協力も大きかったのですが、知人が相談に乗ってくれたのは、私が家を建てることを知っていたからに他なりません。
「家を建てるぞ」と周囲にアナウンスする行動に出たことは良かったかもしれません。
これから注文住宅で家を建てようと検討しているあなたへ
家を建てるというと、清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要なくらいの一大事業に思っている方が多いかもしれません。
私も最初はそう思っていました。
ところが、いざ取り掛かってみると、意外にあっさりと物事が進んでいき、心配していた程のことでもないんだなというのが率直な感想です。
「家を建てたい!」という気持ちさえあれば、なんとでもなるものです。
もちろん予算計画など、しっかり考えるべきところは考えるべきですが、跳び箱を飛ぶ程度の勇気で十分でした。
家を建てたいとお考えなら、まずはどんなハウスメーカーがあるのか資料を取り寄せるところから始めてみてはいかがでしょうか。