木造軸組工法とは?住宅の構造・工法にはどんな種類があるの?

注文住宅で家を建てたタクミ

注文住宅で家を建てたタクミ
家づくりの構造や工法って、専門的で難しそうだな。
理想の家を建てたイエ子

理想の家を建てたイエ子
そうね。でも構造や工法によって間取りが左右されるわ。

あとハウスメーカーや工務店も、工法によって得意・不得意があるから、依頼する業者選びにも深く関わってくるわ。

一見すると構造や工法は専門的で難しそうですが、基礎知識だけでもあると

  • 理想とする間取りやデザインが実現しやすくなる
  • 費用にあったものを選べるようになる
  • (その工法が得意な)依頼先を絞り込みやすくなる

といったメリットがあります。

注文住宅で家を建てるための7ステップ

  1. 資金計画を立てよう
  2. 間取りをイメージしよう
  3. 構造や性能を考えよう
  4. 土地を購入しよう
  5. 依頼先を探そう
  6. 設計・工事を依頼しよう
  7. 住宅ローンを申し込もう

家づくりの主な構造は3つ

木造 日本の家づくりではもっとも一般的です。強度のわりに軽く、調質作用があります。他の材質に比べて安価である上、選ぶ木材によっても価格が調整できます。
鉄骨造
(S造)
鉄や鋼製の部材を骨組みに用います。木材よりも強度があり、鉄筋コンクリートよりも軽く、材質が均一です。
鉄筋コンクリート造
(RC造)
鉄で補強されたコンクリートを用いた構造です。耐震性・耐火性に優れています。重量があるため、しっかりとした基礎が必要です。

 

家づくりの代表的な工法は9つ

木造 木造軸組工法
ツーバイフォー工法(2×4工法)
木質パネル工法
鉄骨造 重量鉄骨ラーメン工法
軽量鉄骨軸組工法
軽量鉄骨ユニット工法
鉄筋コンクリート 鉄筋コンクリートラーメン工法
鉄筋コンクリート壁式工法
その他 プレハブ工法(木質系、鉄骨系、コンクリート系)
注文住宅で家を建てたタクミ

注文住宅で家を建てたタクミ
ラーメン工法だって!麺が出てくるとは面白いね。
理想の家を建てたイエ子

理想の家を建てたイエ子
…えっと、この「ラーメン」というのはドイツ語で「枠」を意味するらしいわよ。

木造軸組工法とは

仕組み 新築住宅の約7割で採用される一般的な工法。
木材の土台、柱、梁を組んで建物の骨組みをつくる。
メリット 高温多湿な日本の気候・風土に適している。
間取り・デザインの自由度が高く、リフォームもしやすい。
軽く、地盤への負荷も少ない。
デメリット 施工者により品質にバラつきがある。

 

ツーバイフォー工法(2×4工法)とは

仕組み 2×4インチなどの木材の枠に構造用合板を釘打ちしたパネルを、箱状に組み立てる。
メリット 床・壁・天井の面で支え、耐震性・機密性に優れています。短工期で施工品質が保たれます。
デメリット 大きな開口部は設けにくい。

 

木質パネル工法とは

仕組み 複層・強化された木質系パネルでつくった6面体(床・壁・天井)の耐力壁で主にを支える。

 

重量鉄骨ラーメン工法とは

仕組み 厚み6ミリ以上の鋼材を溶接で接合。
強靭な柱と梁で支える。
メリット 3階建て以上の規模に適し、大開口や大空間も可能。
デメリット 費用が高め。
重機で搬入するので密集地では建設不可の場合もある。

 

軽量鉄骨軸組工法とは

仕組み 木造在来軸組工法の骨組みを軽量鉄骨に置き換えた工法。
厚み6ミリ以下の鋼材を金物で接合。
柱と梁に加え、ブレース(筋かい)やトラスで強度を出す。
メリット 品質が一定していて、耐震性・耐風性に優れる。
デメリット 重量鉄骨作りほどの大開口・大空間は難しい。

 

軽量鉄骨ユニット工法とは

仕組み 工場生産されたユニット単位の部屋またはスペースの一部を現場で組み立てる。
軽量鉄骨と組み合わせるパネルには、不燃パネル、ALC系パネルがある。

 

鉄筋コンクリートラーメン工法とは

仕組み 強靭な鉄筋コンクリートの柱と梁で構成される。
メリット 耐震性・防火性に優れる。
大きな開口部や大空間をつくれる。
デメリット 柱や梁が太く室内に露出すると、インテリアに影響を与える。

 

鉄筋コンクリート壁式工法とは

仕組み 強靭な鉄筋コンクリートの面で構成される。
メリット 耐震性・防火性に優れる。
柱・梁式ではないので、すっきりとした空間をつくれる。
デメリット 大空間・大開口には適さない。

 

プレハブ工法(ユニット工法)とは

仕組み 部材の大半を工場生産し、現場で組み立てる。
部屋単位で搬入するものはユニット工法という。
メリット 短工期で施工精度が高い。
デメリット 外観や間取りは制約が多い。
重機で搬入するので密集地では建設不可の場合もある。

 

耐震性に優れた工法はどれ?

地震大国である日本において、耐震性は家づくりにおいて必須です。

どの工法なら安心して暮らせるのか、誰もが気になる点です。

でも、安心してください。

どの構造・工法を採用するにしても、現在の建築基準法からすると地震に対する強度面では心配はないとされています。

そのため、各工法の特徴をつかんで、予算や理想の間取りを中心に選べば大丈夫です。

家に備えておきたい性能10

家の性能は、家族の安全・安心・住み心地を左右します。

  1. 耐震性
  2. 耐久性
  3. 耐火性
  4. 配管のメンテナンス
  5. 省エネ対策
  6. シックハウス対策
  7. 採光性能
  8. 遮音対策
  9. バリアフリー対策
  10. 防犯対策

もちろん高性能にすればするほどお金はかかるので、性能ごとに「これはほどほどに」「これは最高水準に」と優先順位をつけていこう。
理想の家を建てたイエ子

理想の家を建てたイエ子
なお耐震性、耐久性、省エネなどは高水準にすると、「長期優良住宅」として減税や住宅ローンの金利優遇の対象になります

長期優良住宅とは?

欧米諸国と違い、約30年で建て替えをする日本の住宅事業を改善するため、2009年に「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行されました。

この法律は「いい家をつくって、きちんと手入れして、長く大切に使っていこう」というもので、下記9項目をすべて満たすと「長期優良住宅」として認定されます。

性能項目等 概要
構造躯体等の劣化対策 数世代にわたり、構造躯体が継続利用できる
耐震性 震度7程度の地震に対し、改修・継続使用を容易にするための損傷レベルの低減を図る
維持管理・更新の容易性 内装・設備について、清掃・点検・補修・更新を容易にするための措置がとられている
省エネ性能 断熱性能などの省エネルギー性能が確保されている
居住環境 景観など、地域の居住環境の維持・向上に配慮されている
住戸面積 良好な居住水準を得るために必要な規模を有する
維持保全計画 建築時から将来を見据え、定期的な点検・補修等が計画されている
可変性 ライフスタイルの変化に応じて間取り変更が可能な措置がとられている
高齢者対策 将来のバリアフリー改修に対応できるよう、必要スペースが確保されている

 

長期優良住宅だと、どんな優遇を受けられるの?

長期優良住宅は高性能な分、建設費は高くなります。

そこで建て主の経済的な負担を抑える優遇措置で、政府は長期優良住宅の普及を図っています。

優遇措置としては

  1. 減税
  2. 住宅ローンの金利優遇

の2つがあります。

1)長期優良住宅による「減税」

所得税

住宅ローン控除による最大控除額が、400万円→500万円まで増額されます。

(ローン残高限度額5,000万円まで、控除率1%、控除期間10年間)

なお所得税から控除しきれない額については、住民税から控除してもらえます。

登録免許税

所有権保存登記の税率が、0.4%→0.1%に軽減されます。

不動産取得税

課税額の控除額が、1,200万円→1,300万円まで増額されます。

固定資産税

固定資産税が1/2に減額される適用期間が、3年→5年まで延長されます。

※最新の税制情報は、国土交通省や国税庁の公式HPでご確認ください。

2)長期優良住宅による「住宅ローンの金利優遇」

フラット50

フラット50は長期優良住宅に認定された住宅を対象とした住宅ローンで、返済期間が最長50年間に設定できます。

フラット35S

フラット35を利用する住宅が、長期優良住宅の認定基準を満たす場合には、さらに金利の低いフラット35Sが適用されます。

まずは注文住宅の資料を取り寄せてみよう

まずは家を建てたい地域にどんなハウスメーカーや工務店があるか探してみましょう。

ハウスメーカーの情報はホームページでも確認することが出来ますが、いくつものハウスメーカーを比較する時には紙のパンフレットの方が便利です。

こちらのページでは

  1. 予算別
  2. こだわり別(テーマ別)
  3. 地域別

から注文住宅会社を検索→カタログをまとめて取り寄せることができるので、注文住宅の情報収集に便利です。

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