家を建てるタイミングはいつが良いのでしょうか?
今回は結婚を機に家を建てることを決めた奥さん(当時37才)にお話を伺いました。
結婚した時が家を建てるタイミングとなった
私たち夫婦は結婚を機に家を建てました。
プロポーズを受けた際に
「互いに30代半ばだから、毎月家賃を支払って最終的に手に入らない所に住むより、同じ金額を支払って持ち家を建てた方が良い」
という話になったからです。
そこで婚約と同時にハウスメーカー巡りを開始しました。
なぜ建売住宅を購入するのではなく、注文住宅で家を建てようと思ったのか
主人の趣味が天体観測で、住む場所も自然が多く夜空が綺麗な土地でした。
なので「家で寝たまま星の観測ができるよう天窓を付けたい」と主人が希望したことが注文住宅に興味を持ったきっかけです。
私も絵を描く趣味を持っていたので、どうせなら自分たちの趣味の部屋を一つ作ろうと考えました。
もちろん建売住宅も検討はしたのですが、キッチン周りや洗面所などの導線、トイレの位置、駐車場の広さ(最低でも2台駐車)を考えると建売住宅ではなかなか希望のものがなく、
たまに希望に合いそうな物件を見つけても、ウッドデッキ付きや大きな木を最初から植えているなど、私たちには不要なのに、後で取り外しのできないものが付属されていたため、諦めざるを得ませんでした。
また私達が住んでいる土地では建売住宅も注文住宅もそんなに値段が変わらなかったので、同じ予算を出すのなら注文住宅で建てることに決めました。
どこのハウスメーカー/設計事務所/工務店に依頼しましたか?
私たちは一条工務店にお願いしました。
モデルハウスで話を聞いていた時に頭金を提示したところ、
「頭金を多くするより、これからの人生設計を元に月々払える額を考えて、そこから建てられる家を考えていきましょう」と提案があったからです。
ライフプランも一緒に考えていただき、担当さんの仕事っぷりより信頼できるメーカーだと思ったからです。
一条工務店で注文住宅を建てた感想
私たち夫婦の希望をできるだけ設計に取り入れていただき、出来ない箇所はなぜ出来ないのか詳しく理由を教えてもらえたので、納得しながら家づくりができました。
また建築中でも細かく連絡が入り、進行状況などを逐次教えていただいたので安心できました。
ただ残念だった点を挙げるなら、天窓が希望していたものと少し違っていたこと(網目が入り星空が見辛いが、説明がなかった)と、担当さんが引き渡し日に退職され、後任の引継ぎがあまり上手くいってなかったことです。
引き渡し後はこちらが質問しても、催促しないと返事をもらえなくなりました。
それでも家自体は満足がいくものが出来上がりましたし、不動産や水道など煩わしい手続きも一括して行って頂けたのでありがたかったです。
注文住宅で家を建てるにあたり、一番大変だったことは?
当初は共働きだったので、打ち合わせや各種手続きのための日程調整に苦労しました。
例えば、主人の職場はなかなか仕事を休めない所だったので、打ち合わせが土日しかできず、一回の打ち合わせが長引いたり、思ったように進まなくてイライラすることもありました。
不動産関係の打ち合わせや契約は銀行の開いている平日でないといけなかったので、土地の売却人や司法書士、仲介の不動産屋など全員が一挙に集まれる日がなかなか決まらず、有給休暇を取るのに苦労しました。
また手続きは一条工務店の方が一括でしてくださったのですが、手続きに必要な印鑑証明書や戸籍謄本などの書類を用意するために、昼休みに市役所へ走る日が何度もありました。
設計打ち合わせ後に入籍し、それに伴い私が仕事を辞めたので、そこから数ヶ月は身動きがしやすかったです。
主人の代わりに書類を用意したり細かい打ち合わせをしたり、工務店からの要望にもすぐに対応できるようになりました。
また差し入れを行うために何回か現場に足を運んだので、職人さんの人柄も知れたり、進行状況を自分の目で確かめることもできるようになりました。
これから注文住宅で家を建てようと検討しているあなたへ
「3回建てないと本当に希望の家は建たない」と言いますが、自分がこだわりたい箇所については、しつこいくらい設計打ち合わせ時に質問して希望に合うように働きかけた方が良いです。
また独特の専門用語など分からないことだらけなので、分からない単語が出てきた時は知ったかぶらず逐一担当に聞いて、その単語と意味をメモしてから進めると後々の打ち合わせがスムーズです。
充実した打ち合わせ内容にするためにも自分に合った担当を見つけることは重要なので、何度も展示場などに足を運び、ハウスメーカーの担当さんの人柄をまずは見極めることが大事だと思います。