地下室のある注文住宅を建てたい!メリット・デメリットは?

地下室のある家に憧れている人は多いものです。

そこでこの記事では、注文住宅で地下室をつくる場合のメリットやデメリット、よくある疑問点などを紹介していきます。

地下室のある家のメリット

1)趣味を楽しめる空間が生まれる

映画好きなら、シアタールーム。
音楽好きなら、音楽スタジオ。
ワイン好きなら、ワインセラー。

家に地下室があれば、家で過ごす時間はより楽しいものになります。

友達にだって自慢できます。

2)日当たりや風通りが良くなる

半地下の家を建てた場合、1階床は地面から約1mの高さにくるので、日当たり、風通りともに良くなります。

2階も同様に、日当たりと風通りが良くなります。

地下室のある家のデメリット

1)建築費用がかさむ

地下室はその名の通り、地下に部屋を設けます。

地下室になる部分の敷地を掘るために重機を入れ、土を処分し、コンクリートを用いて部屋の形状を形成。

電気や空調など必要な設備も整える必要があります。

また、もしも地盤が弱い場合は、補強費用も上乗せしなければなりません

2)湿気がこもりやすい

地下室は、特に夏場に結露しやすいという特徴があります。

夏の湿った空気が入り込むと、外気温よりも低い地下室では水蒸気が飽和してしまい、結露するのです。

さらにコンクリートが完全に水分を放出してしまうまでの数年の間はけつろしやすい傾向が強くなります。

そのためカビや臭いを防ぐために、換気や除湿の設備は欠かせません。

注文住宅で地下室をつくる場合の3つのコツ

1)ドライエリアを設ける

地下室の環境を快適に保つため、湿度調整や日当たりの確保は大事なポイントです。

そのために欠かせないのが「ドライエリア」です。

ドライエリアとは、地下室と地面の間に設ける空堀り(からぼり)のことを指します。

適切にドライエリアを設け、空気を入れ替えできる窓も設置すれば、過剰な湿気を逃がしながら太陽光を取り入れることができます。

「暗くジメジメした」地下室とはまったく異なる、快適な地下室の完成です。

2)避難経路を確保する

地下室と1階部分をつないでいるのは基本的に室内階段だけです。

もしも火事や地震が発生し、この室内階段が使えなくなった場合、避難経路がなくなりとても危険です。

しかし、この問題もまたドライエリアと窓を設けることで解消することができます。

ドライエリアには地上に上がるための階段も設けておくことが大切です。

3)ドライエリアに雨水対策を施す

ドライエリアを設けるのであれば、ゲリラ豪雨に対する備えが必要です。

地下室は文字通り地面より下にあるので、大雨が降ったら、その被害は計り知れません。

まずドライエリアの手すり(コンクリート)をある程度の高さにまで上げておくのは有効な対策です。

その他、家を建てようと考えているエリアのハザードマップや、洪水が起きたときに予想される水位の確認も必要です。

地下室をつくると外構の費用が抑えられるって本当?

高低差がある土地に家を建てる場合、擁壁工事や高基礎工事など、高低差のある部分には居住空間には関係のない費用をかける必要があります。

一方、地下室をつくれば、擁壁工事や高基礎工事をしない代わりに、地下室をそのまま露出させることで、擁壁や高基礎などの工事費用の一部を抑えることができます。

全体のコストを外構工事ではなく地下室にまわすことにより、居住空間も増やすことが可能です。

地下室は容積率に算入されないって本当?

地下室は基本的に「居室」としては認められていないため、

  • 地階(地下室)の床から地盤までの高さが、その階の天井の高さの3分の1以上
  • 天井が地盤から1メートル以下
  • 住宅の用途に供するもので、同建築物の床面積合計の3分の1以下

など、ある一定の要件を満たせば、地下室部分の面積は容積率に算入されません。

容積率とは、敷地に対する延床面積の割合です。

容積率(%)=延床面積/敷地面積×100

容積率の制限が厳しいエリアで、広さのある家を希望されるのであれば、ドライエリアのような快適に住みやすい設備を整えた地下室を設けるのも一つの方法です。

地下室がある家は地震に強い?

地下室がある家は、比較的、地震に強いと言えます。

基礎は主として建物の鉛直(※)方向の力を地面に伝え、建物を支えます。

なので基礎が深い建物(深基礎)は一般的には地震に強くなります。

※おもりをつけて垂らした糸が示す方向。

地盤の弱いところでも地下室はつくれる?

地盤によっては、地下室をつくることで家の基礎となる部分が通常の基礎より深くなるため、地中にある硬い層に基礎部分が到達し、結果的に地盤改良工事が不要になることもあります。

実際に地下室がつくれるかどうかは、地盤調査が必要になります。


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