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外構・エクステリアにこだわった注文住宅を建てたい!費用相場と注意点は?

帰宅時や来客時、一番最初に目に入るものが外構(エクステリア)です。

家の第一印象に大きく影響を与える部分なので、注文住宅を建てる際は外構(エクステリア)にもこだわりたいものです。

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外構とは、エクステリアとは

外構(エクステリア)とは、ガレージや庭、アプローチやバルコニーなど、家の外にある構造物全体を指します。

門扉や塀、花壇などでこだわりを表現しつつ、トータルデザインを楽しめるのも注文住宅ならではのメリットです。

「和風」「洋風」「伝統的」「モダン」などメインテーマを決めて置くと、統一感のある外構に仕上がります。

外構・エクステリアにこだわった注文住宅の建て方5つのポイント

1)家づくりと同時に考えよう

注文住宅を建てる際、やはり注力しがちなのは家の間取りや仕様について。

外構(エクステリア)はついつい後回しになって、予算取りだけになってしまいがちです。

でも金額だけではなく、その予算でどのような外構ができるのか、確認しておくことが大切です。

なぜなら外構工事や造園工事を依頼した経験を持つ人は少ないので、抱いている完成イメージと予算が一致していることは、まずないからです。

図面やカタログ、CGなどで、どんな門扉や塀、植栽などが入るのか、契約前にきちんと確認しておきましょう。

2)家と庭のつながりを考えよう

外構の主要素に「庭」があります。

日向ぼっこしやすいよう、リビングから出られるウッドデッキが欲しいな
新鮮な野菜を使った料理がしやすいよう、キッチンのすぐそばに家庭菜園があるといいな
家を建てた記念にシンボルツリーを植えて、リビングのソファーから四季の移り変わりを眺められるようにしたいな

など、理想の暮らしはありませんか?

庭や植栽の計画を立てる際は、こんな風に家の間取りと庭とのつながりを考えたり、部屋からの眺めをイメージしたりするのがおすすめです。

なお庭のイメージをつくっておくことは大切ですが、最初から完成形を望む必要はありません。

予算の兼ね合いもあるので、たとえば新築時は植栽のみで、他の部分はDIYで徐々に完成させていくという楽しみ方もあります。

3)空間をゆるやかに仕切ろう

外構はデザインだけでなく、空間の仕切りにも利用できます。

ちなみに最近は、生け垣や低めの植栽などで、内と外をゆるやかに仕切る「セミオープンタイプ」の外構がおすすめです。

  • 庭や室内が明るくなる
  • 人目が届きやすいので防犯上安心
  • 近隣とのコミュニケーションがとりやすい

などのメリットがあります。

逆に、隣の家と接している部分は、外構を工夫し、さりげなく目隠しをすることで、お互いのプライバシーに配慮することができます。

4)防犯性の高いエクステリアにしよう

外構プランを練る際は、防犯も忘れずに考慮してください。

外構における防犯の基本は「隠れられない」「逃げにくい」「見られている」です。

なので基本的には、敷地を塀で囲んで見えなくしてしまうよりは、外から敷地内が見えるつくりの方が防犯性は高いです。

しかし、いくら侵入者を防げても家の中まで丸見えだと生活しにくいので、セミオープンタイプにするなど、防犯性とプライバシー保護のバランスが重要です。

その他、

  • 歩くと音がする防犯砂利
  • 侵入者がいると点灯する防犯灯
  • 防犯カメラ

など抑止効果のあるグッズを取り入れるのも1つの方法です。

ただし防犯カメラは効果が高いものの、威圧感があるのも事実なので、デザインや設置場所に配慮してください。

5)家の「夜の姿」をイメージしてみよう

想像してみてください。

夜、仕事から帰宅した時、外構が綺麗にライトアップされていたら、

「あ〜、我が家に帰ってきた」

と幸せな気持ちが広がると思いませんか。

同じ照明を設置するなら、ただ防犯のためだけの灯ではなく、門扉やカーポート、植栽などを効果的に照らすプランを練ることをおすすめします。

外構・エクステリアの費用相場

外構の費用相場は、建物本体工事費の1割が目安です。

たとえば3,000万円の家ならば、300万円が外構費用になります。

この価格帯から大きく離れてしまうと、家よりもエクステリアが立派過ぎたり、逆に貧相に見えたりしてしまいます。

では、いくら位でどのような外構になるのか、3つの予算帯を紹介します。

なお土地の形状などによっても費用は変わるので、あくまで目安として読んでください。

〜150万円

必要最低限の機能を満たす仕様で、敷地を塀で囲わないオープンタイプが多いです。

基本的には表札、ポスト、インターホンが一体となった既製品の機能門柱、コンクリート土間車庫、門柱から玄関までを飛び石でつなぐアプローチで構成されます。

外から中が見渡せるオープンタイプなので防犯性が高く、また最近はシンプルなデザインが人気なので、予算の有無を問わず、あえてこの価格帯を選ぶ家庭も増えています。

150万円〜250万円

一般的な予算帯です。

敷地を塀で囲むクローズ外構も可能ですし、玄関脇に大きなシンボルツリーを植えたりすることもできるので、デザインの可能性が広がります。

250万円〜

一般的な分譲地ならば、多くの人が満足できる仕様になります。

たとえば防犯カメラを設置したり、広々としたウッドデッキを設けたり、庭そのものを楽しめる仕様にしたりと、あなたのこだわりを発揮することができます。

外構・エクステリアを考える際の注意点

外構を考える際、デザインは注力されるけれど、使い勝手は見落とされがちです。

その結果、

  1. 玄関への階段が急になってしまった
  2. 木を植えようとした場所に給排水設備があり、植えられなかった
  3. 車庫にマイカーを入れたら、建物があってドアが開かない
  4. 雑草や落ち葉の掃除が想像以上に大変
  5. 外構を照らそうとしたら、そもそも電気配線設備がなかった

という失敗例や後悔例はよく聞きます。

これら失敗の主な原因は、家づくりと同時に外構づくりを行わなかったからです。

一戸建ての場合、外構・エクステリアも含めて快適性が決まります。

せっかく「こだわり」を詰め込んだ注文住宅を建てるのですから、建物と同時に、外構も納得できるまで相談してください。


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