家を建てるタイミングはいつが良いのでしょうか?
今回は住宅ローン完済の年齢を考慮して、注文住宅で家を改築することに決めた旦那さん(当時42才)にお話を伺いました。
住宅ローン完済の年齢を考慮したことが家を建てるタイミングとなった
住んでいた家が古くなってきたことと、使い勝手が良くなかったことから、快適に長く住めるよう改築をしようとは思っていました。
そして子供が生まれるかどうかは関係なく、共働きをしていたので、住宅ローンを無理なく返せるうちに家を建てようと決めました。
なぜ建売住宅を購入するのではなく、注文住宅で家を建てようと思ったのか
我が家の場合は注文住宅で改築しました。
まず住んでいるところは周辺環境や近所付き合いなど気に入っている点が多く、引っ越したくなかったからです。
また同じような条件の物件を探すと予算オーバーになるのが目に見えていたので、購入ではなく改築を決断しました。
そして当時住んでいたのが中古の建売住宅で、間取りの使い勝手が悪かったり、設備機器が古くて機能的でなかったり、インテリアが気に入っていなかったりなど、不満な点が多数出てきていました。
そこで最初に希望を言える注文住宅なら、ある程度はこちらの期待に応える間取りや設備の家が完成するのではないかと期待したので、注文住宅にしました。
長く住み続けるために「気に入った住まいにしたい」という思いが強かったです。
どこのハウスメーカー/設計事務所/工務店に依頼しましたか?
我が家は木下工務店にお願いしました。
住宅展示場を見学し、建物の外見やインテリアのクオリティ、設備機器などが気に入ったからです。
また住宅展示場を訪れた後の営業担当者のフォローが良かったです。
検討段階からこちらの注文をよく聞いてくれ、嫌な顔をすることなく、何度も間取りプランを作り直してくれました。
木下工務店で注文住宅を建てた感想
住宅展示場での接客から施工後のアフターケアまで、全体を通してきちんと対応してくれました。
契約する前でも、設計や設備機器などはもちろん、資金繰りなども親身に相談に乗ってくれ、施工業者(大工さんなど)も安心できる人たちでした。
さらに住み始めてからの定期点検なども正確で丁寧だったので満足しています。
ただ唯一残念だった点を挙げるなら、スケジュール通りに工事が進まなかったことです。
これは工務店の責任というより、大工さんがインフルエンザにかかり、しばらく工事が中断したことが主な原因なので仕方が無いことではありましたが、工事中は賃貸に住んでいたので金銭的な負担が増えてしまいました。
それでも後処理が誠実だったので、大きな問題とは考えていません。
注文住宅で家を建てるにあたり、一番大変だったことは?
注文住宅で家を建てるにあたり一番大変だったのは、交渉ごとに時間がかかったことです。
狭い敷地を有効に使うための設計や設備の打合せ、図面や書類の修正の確認、膨大なカタログを使った設備機器の選択など、一つ一つ決めるのに想像以上の時間がかかりました。
夫婦共働きだったのでなかなか時間もとれず、平日夜の仕事終わりや休日を交渉ごとに当てることになりました。
特に契約段階になってからは、着工〜完成〜入居するまでほとんどの休日を家を建てることに費やしたといっても過言ではないほどでした。
それでも工務店の担当者を信頼し、何でも正直に打ち明けて相談したら、こちらが納得するまで説明してくれたり、色々な解決策を提案してくれたりしたので、時間はかかっても無駄にはなりませんでした。
住宅ローンの手続きは大変でしたか?
資金面では工務店の担当者に相談して、様々なアイデアを出してもらいました。
しかし最終的に住宅ローンは勤め先の取引銀行との関係があり、工務店提携の金融機関を利用しなかったので、個人的に手続きをとることになりました。
自分なりにかなり勉強した上で銀行員と話したつもりだったのですが、自分の理解不足か、銀行側の説明不足か、今となってはどちらとも言えないのですが、無駄な出費を強いられることになり、正直悔しい思いをしました。
これから注文住宅で家を建てようと検討しているあなたへ
すべてをハウスメーカーなどに任せてしまうのなら注文住宅にする意味が無いので、遠慮なく何でも「注文する」ことが大事です。
その際、施主だからといって何でも「要求」するのではなく、業者さんの知恵と経験を与えてもらうという心構えで、謙虚に「相談」すべきです。
こちらが信頼して相談すれば、業者さんは必ずベストな回答を目指してくれます。
自分の気に入った家を一軒建てるために、一緒に汗を流してくれるハウスメーカーと巡り会ってください。