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【注文住宅で人気の壁材7選】漆喰、珪藻土、壁紙、ペイント、ブリックなど種類別の特徴まとめ

タクミ
タクミ

注文住宅だからこそ壁の素材にもこだわりたいけれど、壁材にはどんな種類があって、どれが人気なのかな?

イエ子
イエ子

色々な壁材があるけれど、それぞれにメリット・デメリットがあるので、部屋ごとに適した壁材を選びたいわよね。

この記事では「注文住宅で人気の壁材7選」をご紹介します。
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注文住宅で人気の壁材まとめ

壁材 おすすめスペース コスト
壁紙 玄関ホール、リビング、ダイニング、キッチンなど
左官材 玄関ホール、リビング、ダイニング、キッチンなど
ペイント 玄関ホール、リビング、ダイニング、キッチン、子供部屋、寝室など
タイル キッチンや洗面所の一部、腰壁など
ブリック(レンガ) キッチンや洗面所の一部、腰壁など
ガラス 洗面所、浴室など
板張り リビングやダイニングの壁の一部

壁紙

玄関ホールやLDK(リビング、ダイニング、キッチン)におすすめの壁紙

日本の住宅の壁材のほとんどが、この「クロス」と呼ばれる「壁紙」です。

素材の種類は豊富ですし、左官仕上げやペイント仕上げに比べて手間もコストもかからないので、工事費を抑えたい場合に最適です。

種類が豊富ゆえに、分厚い見本帳からお気に入りを探すのは大変なので、どんな部屋にしたいか、ある程度テイストを決めてから絞り込むのがおすすめです。

カラー壁紙

色のバリエーションに加え、ツヤ感の有無など、種類がかなり豊富。部屋全体に使うのもいいですし、アクセントとして壁の一面あるいはコーナーだけに張るのもおすすめ。

プリント壁紙

少し冒険したい方におすすめ。欧米でよく使われています。色も柄も鮮やかなプリント壁紙を使えば、インテリアがより華やかになります。

輸入壁紙は張るときにシワがよりやすいので、施工技術が求められます。施工が簡単なビニールクロスしか施工したことがない職人さんもいらっしゃるので、慣れた業者を探すと安心です。ふすま職人も兼ねている内装業者は、紙の扱いに慣れているとも言われています。

ウッドチップ壁紙

再生紙に木片をすき込んだ自然素材の壁紙。素地のままでもいいですし、ペイントの下地としても使えます。調湿機能もあるので、結露で壁が汚れる心配もありません。軽い汚れは消しゴムで落とすことが可能です。

珪藻土壁紙

珪藻土の多孔質性能を生かしてつくられた壁紙。珪藻土を壁に塗る場合に比べて、手間がかからない分、工事費の節約ができます。白だけでなく、オレンジ、クリームなどの色もあり、表面に凸凹のデザインをつけたタイプもあります。

和紙壁紙

和紙は繊維が長く、繊維同士の隙間が大きいので、調湿効果があります。強靭で、経年変化を楽しめます。

布壁紙

綿や麻、シルクなどの天然織物を紙で裏打ちした壁紙。通気性に優れ、結露しにくくなります。高級感と温かみのあるテクスチャーが魅力。

左官材

玄関ホールやLDK(リビング、ダイニング、キッチン)におすすめの左官材

左官壁はナチュラルテイストが好きな方にとても人気がありますし、湿気の多い日本の気候風土にも適した素材です。

ただし、手間がかかるため、壁紙よりも施工時のコストは5,000円〜7,000円/㎡ほど高くなります。

時間が経つにつれ汚れが加わってきますが、洗剤は使えないため、汚れも味のうちと考え、変化を楽しみます。

漆喰

消石灰に海藻のりや麻すさを入れて練り合わせたもの。

二度塗りが必要なため施工費はやや高めになりますが、耐火性、耐久性、調湿機能があります。ただし、これら機能を期待するなら、1cmほどの厚さに塗らないと効果がないとも言われています。

白だけでなく、顔料で着色した「色漆喰」、砂を混ぜた「砂漆喰」、施工性を簡単にした「生石灰クリーム」など種類も豊富です。

湿気や汚れを吸収しやすいゆえに水拭きができないので、水回りや極端に汚れがつきやすい場所は避けたほうが無難です。

珪藻土

太古の海や湖に生息していた植物性プランクトンの死骸が堆積し、化石化した土。

無数の微細な孔があいているため、調湿性、断熱性、保温性、遮音性、吸水性、消臭性があるとされています。ただし、珪藻土自体は固まる性質がないため、合成樹脂などを混ぜて塗りつけるのですが、その樹脂によって性能が変わってきます

漆喰よりもお手頃ですが、手で触れる機会が多い場所では、崩れやすい傾向があります。

シラス

太古の時代に噴出した火山灰。

調湿性、消臭性に優れ、ホルムアルデヒドも吸着するので、結露やカビ、シックハウス対策に最適です。

ホタテ貝

ホタテの貝殻を利用したエコ建材。

上記3つの左官材と同様に高性能ながら低価格で、DIYにも適しています。

左官材は塗り方で印象が変わる

櫛引(青海波)

左官材なら、塗り壁ならではのニュアンスが楽しめますが、コテ跡のパターンがハッキリ出過ぎると、飽きやすくなるので注意です。

  • 櫛引もしくは校倉あぜくら:コテ塗りの後、櫛を使って一方向に水平模様をつける
  • 平コテ:コテ跡が残らないように、表面を滑らかにする
  • 乱ゴテ:不均一にコテ跡が残るようになでつける

左官屋さんのセンスによる部分も大きいです。

ペイント

玄関ホールやLDK(リビング、ダイニング、キッチン)、子供部屋、寝室におすすめのペイント

欧米ほど日本では主流ではありませんが、壁の色をいかようにも変えられ、クロスや左官材にはない微妙な色を自由に調合できるのが魅力です。

また、ただ平に塗るだけでなく、特殊な骨材を混ぜて表面に凸凹デザインを施したり、コテ跡の模様をつけて左官壁風にしたりと、技法も楽しめます。

汚れたら、数年に一回の間隔で塗り直せばOKです。

自然素材系のペイント

ペイントの種類は2つに大別されます。

  • 水性:鉱物や石灰などの天然成分のみでつくられた塗料。静電気を抑え、ホコリの発生を防ぐ効果もあります。
  • 油性:天然オイルが原料の木材用塗料。吸湿・放温性を損なわず、木の内部に浸透して保護する効果もあります。

タイル

キッチンや洗面所の一部、LD(リビング、ダイニング)の腰壁におすすめのタイル

部屋のアクセントとしてポイント使いし、異素材の組み合わせを楽しむことで、インテリアもグッとおしゃれになります。

陶磁器質タイル

粘土や石が原料。焼成温度などによる違いはあるものの、防水性や防汚性が高いのが特徴です(→タイルの種類別の詳細へ)。

調湿タイル

湿気を吸収・放出する小さな孔のある、調湿性や吸臭性の高いタイルです。

モザイクタイル

3cm角ほどの小さなタイルをモザイクタイルと呼びます。アイキャッチ的にポイント使いするのがおすすめです。

ブリック(レンガ)

キッチンや洗面所の一部、LD(リビング、ダイニング)の腰壁におすすめのブリック(レンガ)

個性的な素材なので、部屋のアクセントとしてポイント使いすることで、インテリアのグレードもアップします。

ブリック

素朴な風合い、やわらかい質感は、フレンチカントリーのキッチンによく合います。ブリックは油を吸収する性質があるもののベタベタすることはないので、キッチンの壁におすすめです。

アンティークブリック

欧米や中国から輸入されているアンティークブリック。古い建物を解体して取り出し、成形加工したものがほとんどです。年代物の味わい深い素材です。

ガラス

洗面所や浴室におすすめのガラス

明るさや抜け感の演出に効果を発揮するので、室内窓として居室に取り入れる方法もおすすめです。

ガラスモザイクタイル

ガラス製の装飾用タイル。透明感のある輝きが美しく、光をランダムに反射して、表情豊かな空間を演出してくれます。

ガラスブロック

中は空洞のブロック状のガラス。光を通して明るさをもたらすだけでなく、遮音性や断熱性にも優れています。

板張り

LD(リビング、ダイニング)の壁の一部におすすめの板張り

無垢材を使えば、断熱効果や防音効果、空気清浄効果も得られます。

コストは樹種や施工方法によりますが、部屋のアクセントとしてポイント使いがおすすめです(→樹種別の詳細へ)。

壁材を選ぶ基準

壁材を選ぶ際に一番大切な基準はやはり「好み」ですが、面積が広く、部屋の印象を大きく左右するので、なるべく飽きにくい色や素材を選ぶのが無難です。

その他、調節性や消臭効果などの「機能」、汚れたときの「手入れのしやすさ」も考慮に入れると、住んでからも快適さが得られやすくなります。

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